最初はここからスタート。キャバクラのボーイの種類~ウエイター編~

最初から上の役職やポジションが約束されてる仕事なんてないよね。

キャバクラの場合は「幹部候補募集」とかって求人もあるけど、ボーイの場合は、とにかくこの世界の仕事やルールを覚えることから全てが始まるワケですよ。

そのボーイが、どんな業務をこなしていきながら基礎を固めていくのかを解説。
誰もが通る道だから、現実から目を逸らさずに直視しておこう。

最初はウエイターからスタート

ボーイの仕事内容を説明する時に手っ取り早いのが「ウエイター業」っていう言葉を使うこと。

こう言うと誤解を与えることもあるんだけど、ウエイターのような仕事をこなしてこの世界やそれぞれの店舗に慣れていくことからスタートするって点では間違いでもないかな。

お客さんをテーブルに案内したり、ドリンクやボトル、軽食なんかをテーブルに運んだりね。
灰皿を交換するのももちろんボーイの仕事。

まあ、こういう業務内容を見れば、確かにウエイターと言えなくもないか。
お客さんのオーダーにも耳を傾けなくちゃいけないし、時にはメニューの案内なんかもするよ。

ただ、あんまり出しゃばるとお客さんに不快感を与えちゃうから要注意。

会計時にはお客さんからクレジットカードや現金を預からなくちゃいけないから、プレッシャーもそこそこ。
精算自体はキャッシャーの仕事だけど、お店によってはボーイがこれを任せられることもある。

ウエイターのような仕事はボーイや黒服の基本中の基本だから、ここでツラいとかしんどいとか思うようじゃダメだね。

掃除・買い出しなどの雑務

ものすごく地味で裏方的な仕事も、もちろんこなさなくちゃいけないキャバクラのボーイ。

例えば、掃除。
店内は基本綺麗なんだけど、お客さんの振る舞いによってはテーブルとかその周辺の床がすぐに汚れるから、常に気を配って清潔感を保っておくことが大切。

トイレの掃除もこまめにしないと。
お客さんもキャストもみんなお酒を飲むわけだから、トイレはかなり汚れがち。
ちょっとスキを見てトイレに行って汚れてないかチェック。
汚れてたら即掃除。
この繰り返しもボーイに任された仕事の一つ。

あと、地味に面倒なのが買い出しね。
お客さんやキャストから「タバコ買ってきて」って言われたら、即買い出しへGO。

まあ面倒っちゃ面倒だけど、息抜きできるから自分は好きだったかな、買い出しの時間は。

でもちんたらしてたらお店に帰った時に「遅いぞ」って叱られるからね。
ちょっと気を緩められるのも一瞬だけ。

こういった雑務というか雑用は、基本ボーイに全部お任せ状態だから、嫌でもやるしかない。
とことんね。
後輩が入ってくるまでの我慢って考えれば、まあ、乗り越えられるでしょ。

営業中はホールやキッチンを回す

いきなり最初からは無理だけど、ボーイとか黒服っていうのは、お店の営業中にホールやキッチンを回すのがメインの仕事なんだよね。

どこかでトラブルが起こっていないか、お客さんは満足しているか、キャストは時間を持て余してないか、ドリンクやフードは順調に作れているか、こういったことを常に気にしながら、もし問題がありそうであればボーイが上手く回して、必要であればボーイ自身が手伝ったりもしながら、お店が上手に回転するようにする。

これがボーイの本来の業務。

この業務がスムーズかつ的確にできるようになるかどうかで、そこからマネージャーや店長にステップアップできるかが決まってくる。

「未経験者だから」なんていう甘えはすぐに捨てて、どうやったら上手にホールやキッチンを回せるようになるかを考えられれば、出世も早くなるはず。

意識を高めるしかないね。