ボーイ、マネージャーと順調に出世していったら、そのお店で残すポジションは店長のみ。
店長代理なんて役職があるお店もあるけど、ここでは割愛。
大事なのは店長という立場を意識しておくことだからね。
今から店長になった時のことを考えておくのは確かに早いかもしれない。
でも、考えているのといないのとでは、ボーイとしての立ち回り方や意識や心構えも全然違ったものになるはず。
そのために、敢えてキャバクラの店長の仕事内容を紹介していくよ。
面接やシフト管理
店長は、そのお店の行方を占う決断を求められるのが仕事でもあり宿命でもある。
例えば、女の子の面接。
募集をかければ、かなり多くの女の子が応募してくるんだけど、それを全て採用するのは当然無理なわけで…。
どの子を受け入れて、どの子を落とすのか、この見極めは店長がしっかりとしなくちゃいけない。
難しいのは、女の子の将来像をしっかりとイメージすること。
落としてしまった後で、別の店で売れっ子になってるなんてよくある話で、こうなると店長としては痛いし大失敗だからね。
この見極めは本当に難しいし大変。
シフト管理も欠かせない仕事の一つ。
どの女の子がどれだけシフトに入るのか、お客さんの入りも予想しながら待機の女の子が大量に出ないように、逆に女の子の数が足りなくなってお客さんを満足させられないなんてコトにならないように、うまくシフト管理しないとダメ。
これも本当に難しい仕事なんだよね。
面接もシフト管理も経験がものを言うんだけど、これはボーイの頃の経験がそのまんま生きてくるから。
ボーイの時によく考えて行動してれば、もし店長に抜擢されたとしても、上手にこなせるはずだよ。
営業・ホールまで基本なんでも行う
面接とシフト管理っていう仕事をまず最初に紹介したけど、店長ってボーイから徐々に段階踏んで昇格していってるケースがほとんどだから、その場合にはどんな仕事も基本的にはこなせるんだよね。
というか、店長は何でもできないと務まらない役職。
もしボーイやマネージャーだけで回らなければ、営業活動もするしホールでウエイター業もするし付け回しもするし、キャッシャーやエスコートもする。
そうやって少しでも空いてる穴を器用に不備なく埋められるのが店長っていう役割なんだよ。
こういったこともボーイの時にやったことが丸々出る。
だから、ボーイの時から店長になった時のことを意識して仕事をしておくべきなんだよね。
でも、本来は店長が何もしなくてもいいようにお店のスタッフを上手に活用することが、店長の仕事内容の本質。
いざという時に何でもできるっていうのが理想で、それ以外はお客さんに笑顔を振りまいてその辺にいる。
これがベストな店長の姿であることは確かだよ。